清水組 情報発信ブログ

会社設立110周年

明けましておめでとうございます。激動の石材業界も新しい一年の幕が開けました。去年の今頃に現在の状況は予想していませんでした。結構のんびりしていましたね。今年の正月休みはとりわけ長く9連休でした。会社の業績がいまいちなので何となくすっきりせずに過ごしてしまいました。今日から心機一転、気合を入れて頑張ります。

去年の暮れに岡崎商工会議所からなんと会社設立110周年の盾をいただきました。110年前といえば大正4年です。ちょっと振り返ってみます。

初代 清水文吉氏 創業者です。岡崎市門前町で開業しました。鳥居石材店から独   立したようです。おそらく出身は現在の額田群幸田町と思われる。石灯篭を製作していたようです。

2代目 清水和一氏 個人の石材店を束ねて清水組石材工業(株)を設立した。石屋になる前は呉服店に丁稚奉公していたと聞いたことがあります。個人から法人になり現在の当社の基礎を築いた。呉服屋の経験から日本全国に石灯篭販売をしようと考え、近隣の灯篭石屋を結集して清水組を作りました。会社名に組がついてるのは多くの石材店を集めたからだと私が小さい頃に聞いたことがあります。おそらく、本人には灯篭をつくる技術は無かったと思われます。だけど、経営者としての才能があったのでしょう。北海道から九州はおろか、海外にも販路を求めていました。海外旅行も大好きで私が子供の頃にはお土産のキーホルダーとか民芸品をたくさん買ってきてくれた思い出があります。私が入社して数年間を一緒に仕事したのはいい思い出です。

3代目 清水一平氏 私の父親です。現在の石工団地に移転し工場を大規模化した。新しい機械をいち早く導入し生産の合理化を進めました。和一氏とは少し違う印象で、親分肌の情熱家といったイメージ。細かいことにこだわらず、物事を大胆に進めた経営者。一緒に仕事をした期間が長いので、なにかと私にとって勉強になりました。60才で会社を私に任せて引退しました。退き際の潔さは私には真似ができません。

4代目 清水剛介(私)社長になり30年が経ちました。いろいろな事を鮮明に記憶しています。私に関わっていただいたお客様、お取引先、従業員の皆様には深く感謝いたします。今は苦境に直面しているが、頑張って打開しようともがいています。今後ともよろしくお願いいたします。

5代目 未定 息子が継いでくれるんだろうか?継いだとしても心配です。

 

”墓じまい”をやめた人の話

先週の毎日新聞です。墓じまいをやめた人の手記がありました。今時珍しいので投稿させていただきます。従来型のお墓が建たなくなり、埋葬の方法が多様化し、墓じまいが増えてきています。石材業界にとっては厳しい状況が続いています。最近では墓じまいの仕事も石材店の重要な収入源となってきましたね。

私が考えることをちょっとだけ書きます。今の状況で墓じまいまでが無くなってしまってはいよいよ石材業界はやばいですね。しかし、この記事の本質は別のところにあるように思います。お墓を立てないのも、墓じまいもよくよく考えると宗教心が薄れてきたことに原因があるのかと思います。結婚式、葬式とかもそうですよね。なんでも簡素化することは必ずしも悪い事ばかりではありません。しかし、仏壇やお墓に向き合って先祖の事を思い出すことや後世にその権利を残すことは我々日本人の良き習慣なのだと感じます。この記事にあるようによくよく考えて、墓じまいをためらうことは自然な行動だと感じます。

良き習慣を無くすことなく後世に伝えていくことは、我々の使命だと思います。

清水 剛介

 

ここはどこ?

ここはどこだと思いますか?スキー場ではありません。

答え 豊田市郊外のゴルフ場(加茂ゴルフクラブ)

12/8(日)ゴルフ仲間達と忘年会ゴルフに行きました。天気予報では今年最大級の寒波で超寒いとの事。しかし、寒いながらも晴天予報でした。ちなみに岐阜県飛騨地方は雪模様の予報です。寒いのを覚悟して出かけました。朝の9時スタートで5ホール消化した時点で雪がちらほら。6番のティーショットを打った段階で一気に降り積もり、10分でこの有様です。結局、降雪のためクローズになりました。

ここは飛騨地方か!!!!!!!!!!!!!!!!!!

清水 剛介

中国工場訪問

先週、厦門を訪問してきました。昨年取った査証の期限が迫ってきていたので次回いつ行けるのかわからない中での訪中でした。その後11/30で査証が不要になるとの決定が発表されました。私が訪中した時にはまだ査証が必要でした。名古屋発上海行の飛行機に搭乗しましたが、日本人と思しきお客はそれほど多くはありませんでした。厦門のホテルでも日本人の姿は少なかったように思います。

例によって取引先の工場を数社訪問しました。どの工場も昨年比2割~3割受注が減っているようです。今後も当社とは共存共栄の精神で頑張ろうと確認してきました。

最近はどの工場もカンボジアの原石が増えてきたように思います。カンボジアの鉱山はほぼ全部を中国人が経営しているとの事です。工場の近くにカンボジア専門の原石売り場があると聞いたので、見に行ってきました。白系、黒系の原石を売っていました。工場は必要に応じて、ここから原石を持っていくようです。

真壁青小目(出川工業)が入荷

真壁小目(出川工業)の原石が本社工場に届きました。取れたての原石です。4個で約20tです。最長は7尺余り、墓石本体や外柵に加工します。近年、円安の影響で外国産の石製品は軒並み値上げをしています。真壁小目は日本材の中では価格の優等生です。需要は高まりつつありますが、原石の採掘量は年々減少しているようです。それでも、出川工業さんの代理店である当社には定期的に良質材が入ってきています。この後、中国工場向けの原石もおいおい出てくる見込みです。真壁小目の原石丁場は今なお複数あります。そんな中でも出川工業産の原石は質が高く、他の丁場の材料に比べて変色等の変化が少ないと好評です。

オール日本加工にも対応できます。お見積り、ご発注をお待ちしています。

清水 剛介

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