清水組 情報発信ブログ

water beetle?

water=水 beetle=カブト虫 ですよね。写真の機械の名前はwater beetleです。みずすまし、ゲンゴロウといった意味らしいです。この機械は石を切る時に排出される汚水を浄化する機械です。みずすましやゲンゴロウも棲むことができるほどきれいな水に浄化することができる事を意味して命名したんでしょうか?

当社ではここ数年来、工場で使用する水問題に悩んでいました。石工団地共同組合の施設が古くなり、水の供給と排水処理に頭を悩ませていました。井戸を掘ってみたり、ステンレスの大型タンクを設置したりしていましたが完全な解決はできませんでした。この機械は工場排水から不要な物質を取り除き、浄化された水が排出されます。ここから出た水はステンレスタンクに再循環されます。もちろん、100%の水量が確保できるはずはありません。使っていれば徐々に減っていくのですが、これに雨水を加えると丁度いい水量が確保できます。当社の水問題はこれで一応解決しました。一度使用した水と雨水を再循環するのですから、環境にも優しいシステムと言えると思います。

後はどんどん注文を増やして、どんどん石を切ればいいだけです。どんどん儲かるようになりそうですね。でもよくよく考えると、どんどん注文を増やすのは水の問題以上に難しそうです。営業員の皆と力をあわせて、この問題も早く解決できるよう頑張ります。

清水 剛介

匠の技

神社、仏閣、史跡を訪ねると、職業柄どうしても石の造形に目がいきます。

豊川稲荷(妙厳寺)

ここには年、数回参拝するのですが、素晴らしい石造物が多々あります。多くは明治~昭和初期に建立されたものです。電動工具がない時代に、よくもここまで仕上げたものだと感心させられます。感動さえ覚えます。神前灯篭の緻密な細工、鐘楼の見事な曲線による石垣(目地は紙一枚入らない程、さらに磨き仕上げです)現代の技術でも、ここまで出来る職人は少ないでしょう。鳥居等には岡崎の職人の銘が刻んであります。先人の技に触れ、いろいろと勉強させられます。今後大口の檀家、神徒さんの減少で、技を凝らした献納品が減っていくでしょう。少し残念です。                          清水 恵介

高速道路から天竜川へ

天竜川の畔に佇む名刹に お引越された観音様

約20年 東名高速道路の御見守りをしてきました。

嫁がれる前 製作者の尾崎佛師によって クリーニングが施されたのですが

目元に洗剤の残りが あたかも涙が流れているように 寂しげな表情に見受けられ

佛像には 魂 精 が宿るのだなと改めて思いました。

少し気が引ける気持ちで建立しましたが 設置後の表情を見ると

穏やかな 良い御顔になっておられ 一安心。

今後は天竜川の安寧を祈り 御見守りを お願い致します。     あさおか。

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