清水組 情報発信ブログ

みーつけた!!

先日、当社のお客様(石材店様)からこんな依頼を承りました。12寸角の石碑の修復の見積もり依頼です。当社の担当者が現地に伺ったところ、なんとその石碑は昭和7年に当社が建てた石碑でした。平成7年は西暦1932年です。なんと83年前。12寸角で蓮華台が付いています。しかも、猫足台もついた見事な石塔です。二基並んで立っている四つ石の裏面には”岡崎市門前町 石匠 清水文吉”と彫刻されています。間違えありません。私のひい爺さんです。もちろん面識はありません。ひい爺さんが83年前に建てたお墓の修復を頼まれるとは、なんか因縁めいたものを感じます。彼の建てた石造建築物は、結構各所にあります。だいたいが昭和の初期に建てた物のようです。蓮華台の形に特徴があります。”岡崎市門前町 清水文吉” あるいは”岡崎市門前町 清水石材”の彫刻がどこかに記されています。亀甲積みの間地石がついている物もあります。清水組石材工業(株)と組がついて法人化されたのは昭和19年ですから、この頃は文吉ひい爺さんが少人数で石屋をしていたのでしょうか?それにしても、なかなかの腕自慢だったのでしょう。誇らしげな態度が思い浮かばれます。

いつか私も自身の名を刻んだ石造建造物を手掛けてみたいですね。

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