清水組 情報発信ブログ

石材情報 vol.26

中国、厦門からの情報です。

654系列の石材が結構厳しい状況になって来ています。最新情報によりますと、定番の654甫田がとうとう閉山したみたいです。実際に工場の原石在庫は底をついてきています。これまでにも654系列の鉱山はどんどん減って来ていました。実際には654長楽は数年前に閉山していますし、654平和も採ったり採れなかったりを繰り返しています。654長泰も2017年末で採掘権が切れるみたいです。654角美ももう見なくなりました。これに加えて、安心だと思われてた甫田が閉山するとはまさに寝耳に水といった感じです。

中国では、大都市周辺の環境汚染をきっかけに全土で環境問題に対する当局の取り締まりが厳しくなってきています。石材も例外ではありません。取り締まりにあたっている職員は北京から来ているとの事です。中国政府の真剣さがうかがえます。すでに晋江地区では603をはじめとする鉱山はすべて閉山し、その周辺の小規模工場も閉鎖を余儀なくされています。

9月の前半にはBRICsの会議が厦門市内で開かれる様です。市内で工事が進んでいる地下鉄もすでに試運転をしています。どんどん発展する中国は、今後ますます人権問題や環境問題に取り組んでいくことになります。

我々の石材業界に対する影響は、今後どうなるか全く不透明です。日本国内の諸問題も含め長期的な展望を持つことが難しい時代になってまいりました。

清水 剛介

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