清水組 情報発信ブログ

みーつけた!!

先日、当社のお客様(石材店様)からこんな依頼を承りました。12寸角の石碑の修復の見積もり依頼です。当社の担当者が現地に伺ったところ、なんとその石碑は昭和7年に当社が建てた石碑でした。平成7年は西暦1932年です。なんと83年前。12寸角で蓮華台が付いています。しかも、猫足台もついた見事な石塔です。二基並んで立っている四つ石の裏面には”岡崎市門前町 石匠 清水文吉”と彫刻されています。間違えありません。私のひい爺さんです。もちろん面識はありません。ひい爺さんが83年前に建てたお墓の修復を頼まれるとは、なんか因縁めいたものを感じます。彼の建てた石造建築物は、結構各所にあります。だいたいが昭和の初期に建てた物のようです。蓮華台の形に特徴があります。”岡崎市門前町 清水文吉” あるいは”岡崎市門前町 清水石材”の彫刻がどこかに記されています。亀甲積みの間地石がついている物もあります。清水組石材工業(株)と組がついて法人化されたのは昭和19年ですから、この頃は文吉ひい爺さんが少人数で石屋をしていたのでしょうか?それにしても、なかなかの腕自慢だったのでしょう。誇らしげな態度が思い浮かばれます。

いつか私も自身の名を刻んだ石造建造物を手掛けてみたいですね。

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激流のなかで

一年を振り返る時期になりました。私にとって2014年は忘れる事のできない一年になりました。まさに激流の中で、自身の力の無さを痛感しているところであります。まず第一に石材のマーケット予想を見誤ったことです。昨年の10月位からそれまでになく忙しくなり、消費税増税前の3月にピークを迎えます。2014年3月期の売上高は過去最高になり、好決算を迎える事になりました。楽観的な需要予測にもとづき、会社を運営してきたことを今になって後悔しています。ここまで長期間にわたって低迷する事を予想する事は、私にはできませんでした。円安も追い打ちを掛ける事になりました。

激流の中で、当社のような小さい会社はどう立ち回ればいいのでしょうか?社長として今まで経験する事のなかった事態です。

当年とって53才。社長歴21年。

これだから人生は面白いんですよね。うまくいかないから、工夫をし、努力をしていけるのです。

来年も厳しい経済環境の中で、笑いながらもがき続けるとしましょうかね。

清水 剛介

やばいぞコンビニ!!

皆さん、贔屓ににしてるコンビニはありますか?僕は何となく、いつも決まったコンビニチェーンに入ることにしています。どのコンビニチェーンかはご想像にお任せします。理由はいろいろあります。このコンビニチェーンはまず第一にトイレがきれいで、ほぼ全店がシャワー付きトイレです。営業中に各所でトイレを借りています。ただ借りるのは申し訳ないので、いつも100円程度の物を買うことにしています。最近はコーヒーが多いかな?ここのコーヒーは100円で結構うまいです。もう、缶コーヒーは買わなくなりました。最近、ライバルチェーンでも同じようなコーヒーを同じく100円で売り出し始めました。今までの贔屓にしてるチェーンはセルフサービスです。ライバルチェーンはなんと店員さんが作って手渡ししてくれます。先日、初めてライバル店でコーヒーを買いましたが若い女性定員さんが”熱いから気を付けてくださいね”と笑顔で手渡してくれるのです。

コンビニのたかが100円コーヒーと思われがちですが、実際に私のようなおじさんの行動に影響を与えています。各コンビニチェーンが顧客の行動を分析し、影響を与えようとしていると考えられます。どのコンビニも置いてある商品はだいたい同じです。違うのは、コーヒーとかお惣菜とか一部のPBブランド商品です。この少ない商品群とお店のたたずまい、店員さんの態度、トイレ等実際にはお金にならない部分が顧客の消費行動に影響を与えているのです。最近、ローソンが成城石井を買収しましたね。これは成城石井の人気商品を自社チェーンで売ることに加えて、お総菜部門のてこ入れが目的のようです。

石材問屋もよく似てると思いませんか。品揃え、サービス、品質、値段はどこの問屋さんもそれほど変わるわけではありません。我々はそれ以外のお金にならないところで他の問屋さんに勝っていかなければなりません。当社とぜひ試しにお取引を始めてください。私がいつも何となく入ってしまうコンビニの様な何かを当社にご期待ください。

そうそう、最近いつも贔屓にしてるコンビニチェーンでコーヒーと一緒にドーナッツを売り始めましたね。先日、トイレを借りコーヒーを頼んだ時に”ドーナッツもいかがですか?”と尋ねられました。おいしそうなので思わず買いそうになりました。私は糖尿病があるので我慢しなければなりません。でもほんとは甘いものが大好きなので、いつまでドーナッツの購入を断り続ける事が出来るのか大変心配です。ですから、いままでの贔屓のコンビニチェーンはやめて、お姉さんがコーヒーを手渡ししてくれるチェーンに替わることにします。

残念ながら、顧客の行動パターンは千差万別なのです。

清水 剛介

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石材市場に異変あり!!

この所、と言うか4月以降、結構時間に余裕があるので(暇?)お客様を訪問することが多くなってまいりました。円安が予想を超えたスピードで進み、中国加工品が今までになく高くなってきています。見積もりを頼まれて、こんな高くていいのかと自問しながら仕事を進めています。いままで、中国材が安いとの理由で使っているお客様からの要求が最近変わり始めてきています。この単価水準になってくると、中国加工品で比較的単価が高い物は日本材でまあまあ安い石種との競合が出てきます。例えば湖北省産130、や黒竜江省産K12の価格水準では日本産の真壁石等が競合です。インド産の各種材料は福島産の各種、あるいは大島の安い石種が競合です。目合いとかが全く違うので単純に比較することは少し抵抗があります。しかし、どちらを選んで今後の商売をしていこうかと考える石材小売店が増えてきても全く不思議ではなくなって来ているのです。加えて、福建省の各鉱山が次々に閉山に追い込まれ定番石材が不安定化しています。

最近の石材店様の状況を見ていると、明らかに品揃えの再編を余儀なくされているようです。当社への問い合わせもこういった状況を反映したものが多くなってまいりました。さて、御社では今後どの石種を使っていこうと考えるのでしょうか?

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